ドラッグストア薬剤師はきつい?人気求人や業務内容や資格について徹底解説!

薬剤師転職

薬剤師の職場の選択肢の一つに、ドラッグストアがあります。ドラッグストア薬剤師の役割や求められるスキルには、どのようなものがあるのでしょうか?薬局との違いなどについても気になるところです。

こちらの記事では、働き方や年収、向いている人、人気の求人例など、ドラッグストア薬剤師を徹底解説します。おすすめの転職サイトも紹介するので、ぜひご覧になってください。

ドラッグストアってどんな場所?

ドラッグストアと聞くと、医薬品や化粧品を販売する場所を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? ドラッグストアには、医薬品のみならず、さまざまな商品が販売されています。

ここでは、ドラッグストアの特徴や薬局との違いなどについて詳しく解説します。

ドラッグストアとは

ドラッグストアでは、医薬品や化粧品、健康食品、日用品、加工食品など幅広い商品を取り扱えています。医薬品の販売や処方箋の調剤などを行う薬局とは取り扱う商品が異なるため、それに伴い薬剤師の仕事内容も変わってきます。

ドラッグストアの中には、薬剤師による説明が必要な第1類医薬品を販売する店舗もあります。第1類医薬品は薬の効き目が高い分、副作用を引き起こす可能性も高く、お客様へ薬剤師による薬の情報提供が義務付けられているのです。また、医師の処方箋を調剤する調剤薬局を兼ね備えたドラッグストア店舗などもあります。

ドラッグストアは市販薬、サプリメントなどの健康食品、マスク、消毒液などの衛生用品、介護用品など豊富な商品を販売しているため、お客様から身体の不調や商品に関する相談を受け、アドバイスを求められることもあります。

ドラッグストアと薬局の違い

薬局は、医師の処方箋にもとづいて医療用医薬品を薬剤師が調剤する場所であり、薬剤師の配置が義務付けられています。「調剤薬局」や「保険薬局」と呼ばれているのが、これに該当するものです。

一方で、ドラッグストアは薬剤師、または、登録販売者の配置が必要になります。登録販売者は、2009年に設けられた資格です。第2類医薬品や第3類医薬品を販売できることから、販売登録者の配置によって、薬局やドラッグストアでの薬剤師の業務負担が大きく軽減されるものとなりました。しかし、第1類医薬品は、薬剤師がいる時間にしか購入することができないようになっています。ドラッグストアは薬局よりも幅広い商品を取り揃えているため、薬剤師も医薬品のみならず、商品に関する知識が求められます。

ドラッグストア薬剤師の働き方

ドラッグストアで薬剤師はどのような業務を担っているのでしょうか?業務内容はきついのでしょうか?こちらの章では、役割や必要な資格、求められるスキルなどドラッグストア薬剤師の働き方について詳しく見ていきます。

ドラッグストア薬剤師の役割

ドラッグストアで働く薬剤師は、医薬品の販売以外にも、お客様の接客、レジ打ち、商品の品出しや管理、POP作成など店舗スタッフとしての業務を担っています。また、調剤薬局を併設しているドラッグストアでは、処方箋に基づいた薬の調剤や服薬指導、薬歴管理などの業務を行います。ドラッグストアの業務内容は、勤務する店舗によっても大きく異なるものです。同じ店舗で長期間働くなど経験を積むことで、店舗の運営やマネジメントなどを任されることもあります。

超高齢化社会に突入し、平均寿命が伸びている日本において、日頃から自身の健康に気を配り、軽度の身体の不調は医薬品などで手当をするといった「セルフメディケーション」が高まりを見せています。セルフメディケーションは、疾患や薬などへの正しい知識を持つことで、生活習慣病の予防や健康維持に努めることが可能です。

セルフメディケーションに取り組むには、正しい知識を保有するドラッグストア薬剤師の存在が時に必要になることもあるでしょう。来店されるお客様が症状に合った医薬品や健康食品を選べるよう適切な判断でアドバイスをすることも、ドラッグストア薬剤師に求められる重要な役割となっているのです。

資格と求められるスキル

次に、ドラッグストア薬剤師に必要な資格とスキルを紹介します。

資格

ドラッグストア薬剤師になるためには「薬剤師免許」以外の特に新しい資格は不要です。薬剤師の国家試験に合格していれば大丈夫です。薬剤師国家試験に合格し、薬剤師免許の申請を行い、免許が交付されればドラッグストア薬剤師として働くことが可能になります。

求められるスキル

ドラッグストア薬剤師に求められるスキルには、以下のようなものがあります。

  • 販売する商品に関する知識

医薬品のみならず、化粧品や健康食品、日用品などさまざまな種類の商品を販売しているのが、ドラッグストアです。店舗では、お客様から商品に関する質問や相談をされることも多くなっています。商品について的確な受け答えをし、必要に応じてアドバイスができるよう、ドラッグストア薬剤師は商品への知識が必要になり、情報をアップデートしていくことも求められます。お客様に最新で正しい情報提供を行えるよう、自ら積極的に知識を取り入れていかなければならないのです。

  • コミュニケーション能力

ドラッグストアに来店するお客様は、予め購入する商品が決まっているという人もいれば、そうでない人もいます。特に医薬品やサプリメントなどの商品は、店舗スタッフに相談してから決めたいという人も多いでしょう。

ドラッグストア薬剤師は、お客様の相談役となり、時に提案を行うことで、お客様が安心して商品を購入できるよう接客に努めていかなければなりません。要望を聞き出し、希望を汲み取るためには、高いコミュニケーション能力が必要になるのです。コミュニケーション力が低いという認識がある人にはきつい職場かもしれません。

ドラッグストアの薬剤師に向いている人

ドラッグストア薬剤師は、さまざまな業務に対応できる、人と話すのが好き、医薬品の知識を高めたいなどといった人に向いている職業です。ここからは、ドラッグストア薬剤師に向いている特性を深堀りしていきたいと思います。

さまざまな業務に対応できる

ドラッグストアで薬剤師は、さまざまな業務に対応しなければなりません。医薬品に関するお客様への説明やその他の商品に関する相談や提案、品出し、商品管理、レジ打ちなど一日に多くの業務をこなすこともあります。

一方で薬局の薬剤師は、患者に薬を調剤し、説明を行うなど一人ひとりのお客様への対応が主な仕事です。ドラッグストア薬剤師はお客様の接客を行いながら、合間に商品管理をするなど複数の業務を並行していくこともあります。どの業務を先に行うのか瞬時の判断力も必要になり、多様な業務に対応できる柔軟さが求められます。

人と話すのが好き

ドラッグストアには、近隣の住民など地域の方が多く来店します。週2回や3回と来店される常連のお客様も中にはいるでしょう。「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」といった挨拶はもとより、お客様とコミュニケーションを図り、日々のお困り事や悩みを聞き出すことも、ドラッグストア薬剤師の大切な役割となります。

ドラッグストア薬剤師は、仕事を通してお客様に寄り添い、日々の生活を豊かにする仕事でもあるのです。人との話すのが好きであり、日々のコミュニケーションに楽しさややりがいを感じられるような人が向いているでしょう。

医薬品の知識を深めたい

ドラッグストアの薬剤師は、医薬品の知識を深めたい人に向いている仕事です。ドラッグストアによっては、1,000種類以上の医薬品を取り揃える店舗もあります。皮膚のかゆみや頭痛などの疾患、医薬品などに関する専門的な知識を持つことで、接客の際にお客様にさまざまな提案ができます。

ドラッグストア薬剤師は、日頃から医薬品や疾患に関するアンテナを張り、情報収集をしているなど、医薬品の知識を積極的にえたいという人に非常に向いている職業です。豊富な知識はドラッグストアで重宝されるものとなり、お客様に必要とされる人材として大きく活躍することが予想されます。

人気の求人をチェック!ドラッグストア別の年収や特徴まとめ

厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査 / 令和元年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」では、薬剤師の平均年収は約500万円台となっています。勤務先のドラッグストアによっても給与は大きく異なります。ここからは、人気の大手ドラッグストア4社の年収や求人の特徴をまとめて紹介します。

マツモトキヨシ

マツモトキヨシは、東京都や埼玉県、千葉県など関東に多くの店舗を構えています。1,717店舗(2021年3月現在)を展開し、知名度の高いドラッグストアです。健康食品や日用品、化粧品、食品などのプライベートブランドを持ち、オンラインストアでの販売も行っています。調剤薬局を併設した店舗も多く、かかりつけ薬局として機能する店舗もあります。また、海外にも40店舗を展開。ビューティ―スペシャリストがお客様の肌の状態を分析し、サポートする「BEAUTYCARE Studio」サービスを実施し、美容や健康に関するお洒落な商品を取り揃えるなど、独自の方法と戦略で他社との差別化を図っています。

マツモトキヨシの薬剤師の給与は年俸制となっています。新卒では、全国への転居ありで年俸約505万円、岐阜県、奈良県、和歌山県を限定する中での転居ありで年俸約458万円、東京都、神奈川県、千葉県、愛知県、大阪府の地域を対象とした転居なしで年俸約482万円の給与などの掲載があります(2021年3月現在)。転居の有無やエリアによっても給与が大きく異なることが分かります。

参考URL:マツモトキヨシグループ「薬剤師職:募集要項」マツモトキヨシグループ「マツモトキヨシグループについて」

ウエルシア

「調剤併設」「カウンセリング」「深夜営業」「介護」の4つを軸にしてドラッグストアの全国展開を図るのが、ウエルシア。ウエルシアは、全国に1,910店舗(2021年3月現在)を構え、地域性にこだわった多様な商品を取り揃えています。24時間営業の店舗、弁当や惣菜の販売、プライベートブランドや介護事業に取り組むなど時代の変化に合わせ、積極的な事業を展開しています。

ウエルシアの薬剤師の給与は、新卒の月給が基本給35万円程度(月給制)の掲載があります(2021年3月現在)。社宅制度や従業員割引制度、産休、育休制度、介護休業制度など充実の福利厚生が魅力。ウエルシアは、売上高で業界トップを走り、これからも大きな成長が期待される人気企業です。

参考URL:ウエルシア薬品株式会社「トップメッセージ」リクナビ2022「ウエルシア薬局株式会社【薬剤師コース】」

クリエイト

クリエイトは、郊外の店舗やショッピングセンター内の店舗、都心の交通の悪い地域の店舗など新しい業態での店舗出店を積極的に行っているのが特徴的。店舗スタッフがお客様にセルフメディケーションの手助けを行い、豊富な商品知識と高い接客力で地域に密着したドラッグストアを目指しています。

クリエイトの求人をみると薬剤師の年収は、転職の場合約500万円台からスタートするケースが多く、新卒の場合は500万円よりも少ない金額になることが予想されます。クリエイトの薬剤師には、専門性、経営マネジメントの2つに分かれたキャリアパスが設定されていて、自身のキャリアを見据えて選べる長期的な視点で考えられた整った労働環境が魅力です。

参考URL:クリエイト・エス・ディー「事業内容」

ココカラファイン

日本全国に1,300超(2021年3月現在)の店舗を展開するココカラファインは、「都市型店舗」「商店街型店舗」「郊外型店舗」「住宅地型店舗」など立地に合わせた適切な店舗展開を行っています。調剤データ管理システムの導入や大きくて読みやすい文字、ゆとりを持った通路などよりよいお店作りに向けてさまざまな内容に積極的に取り組んでいます。

ココカラファインの薬剤師の給与は、新卒の初任給で月給約31万円(2021年3月現在)との掲載があります。研修制度など新人教育に注力しているのも特徴的です。ワークライフバランスがとれている、働きやすいなどといった社員の声も多く、やりがいや働きやすさが人気のドラッグストアです。

参考URL:ココカラファイン「グループの特徴」ココカラファイン「新卒採用薬剤師」ココカラファイン「新入社員アンケート」

ドラッグストア薬剤師に関するQ&A

ドラッグストア薬剤師のQ&Aとして、ここでは「ドラッグストア薬剤師の仕事のきつさ」「ドラッグストア薬剤師の勤務時間」「ドラッグストア薬剤師の福利厚生」の3つに焦点をあて、質問に答えてきます。

ドラッグストア薬剤師は仕事がきついって本当?

ドラッグストア薬剤師はOTC医薬品の販売以外にも、商品の補充や管理、レジ打ち、POP作成などさまざまな業務をこなす必要があり、きついと感じる人も中にはいます。しかし、業務量の多さに比例して、給料は高い傾向にあります。ドラッグストアで働く際には、業務量の多さと給料の高さのバランスを考慮して勤務先を決めていきたいところです。業務量の多さがメリットになるか、デメリットになるのかは、個人の考え方によるところが大きいといえます。

ドラッグストア薬剤師の勤務時間は何時から何時まで?

勤務時間はドラッグストアによっても異なりますが、8時間のシフト制が一般的です。大手のドラッグストアなどは、24時間営業や365日営業を行う店舗も多く、社員のシフトを調整しながら深夜営業などに対応しています。

ドラッグストア薬剤師にも福利厚生はある?

ドラッグストア薬剤師は、福利厚生がある企業が多いといえます。大手のドラッグストアでは、社宅制度や社員割引制度、産休、育休の制度、介護休業制度、短時間勤務などさまざまな福利厚生を用意しているケースもあります。女性社員の働き方を考慮した制度も多く、これからの時代に即した充実の福利厚生が魅力の企業も多いです。

ドラッグストア薬剤師として働いてみたい人は、転職サイトや転職エージェントの登録がおすすめ!

ドラッグストア薬剤師として働いてみたい人は、まず転職サイトや転職エージェントに登録し、情報収集をすることから始めて見るとよいでしょう。ここからは、ドラッグストア薬剤師に利用したい転職サイトや転職エージェント3選を紹介します。人気の求人が豊富に掲載されています。

リクナビ薬剤師


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専任のキャリアアドバイザーから希望に合う非公開求人を無料で探してもらえるのが、リクナビ薬剤師。リクナビ薬剤師は、転職者の希望から顕在ニーズを引き出し、条件にぴったりなドラッグストアの求人を見つけることを得意としています。プロによる手厚いサポートや転職のお役立ちコンテンツも充実しているため、転職活動の始め方が分からないといった人にも向いています。

検索条件の項目のドラッグストアの欄にチェックが入れられるようになっているので、簡単にドラッグストアの求人が見つけられます。

マイナビ薬剤師


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マイナビ薬剤師は、キャリアアドバイザーによる対面式の面談を行うことで、キャリアプランや希望条件に合った求人を無料で紹介してもらえるのが特徴的。職務経歴書や履歴書などの応募書類の添削や面接練習なども行っており、転職者の悩みや不安に寄り添った質の高いサポートが受けられます。

公開求人では「希望する都道府県×ドラッグストア×正社員」などといった検索もできます。公開求人から希望に合う求人を探してみるのもよいでしょう。

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薬剤師転職ドットコムでも「ドラッグストア」を条件の一つとして求人が探せるようになっているので、ぜひ活用してみてください。

ドラッグストアの役割や求められるスキルを理解して、転職してみよう!

いかがでしたでしょうか?

ドラッグストア薬剤師は、医薬品への豊富な知識を持ち、高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。医薬品の販売や商品管理、接客、売り場の品出しなど仕事内容は多岐に渡るため、柔軟な対応が必要になることもあります。給与や福利厚生は、就職先によっても大きく異なります。

ドラッグストアでの転職を検討する方は、こちらで紹介した転職サイトや転職エージェントをうまく活用しながら、自身の希望に合うドラッグストアを見つけていきたいものです。

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